金利上昇で外貨建て(米ドル建て)生命保険の相談が急増
(最終更新日:2023年02月22日)
外貨建て生命保険とは
外貨建て生命保険は、保険料の支払いや保険料の運用、保険金・年金・解約返戻金の受け取りを、外国の通貨(外貨)で行う保険のことをいいます。
取り扱う外貨は米ドル、豪ドルが主流です。(保険会社によって異なります)
それ以外の基本的な仕組みは一般的な円建ての生命保険と同じです。
外貨建て生命保険の相談をする人が増えている?
最近、外貨建て生命保険の相談をする人が増えています。
実際、2023年1月11日付の日本経済新聞では外貨建て保険の販売が伸びていることが報道され、当社コメント「ここ1~2年で若年層の相談件数が3割ほど増えた。独身や入社2~3年目といった人の相談が多い」が取り上げられました。
外貨建て生命保険の投資妙味が増している
なぜ外貨建て生命保険の相談をする人が増えているのでしょうか?
それは、2021年以降の世界的な金利上昇を受け、急激に積立利率が上昇し、投資妙味が増している状況があるからです。
それにより、将来への資産形成を考え、外貨建て保険の相談をする人が増えているのです。
個人年金保険に加入する若い人が増えている
将来の資産形成といえば、若年層の個人年金保険加入が増えていることも近年の変化の一つです。
個人年金保険の世帯加入率(世帯主年齢別)
世帯主年齢 | 2015年 | 2021年 |
---|---|---|
29歳以下 | 6.3% | 14.4% |
30-34歳 | 13.3% | 22.4% |
40-44歳 | 18.8% | 17.0% |
50-54歳 | 24.3% | 28.7% |
60-64歳 | 25.3% | 28.1% |
全体 | 18.7% | 21.4% |
(出典)生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する 全国実態調査」
個人年金保険といえば、多くの方は40代以降に加入するというイメージでした。
直近では、若年層の個人年金保険加入が増え、20代や30代の加入率が大きく増えています。
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