給付金を確実に受け取るためのがん保険の賢い加入方法
(最終更新日:2020年03月13日)
いざというときに給付金を受け取れるようにするために、請求するときを考えたがん保険の加入の仕方を知っておきましょう。
目次
がん保険は原則自分で請求しなければならない
がん保険の給付金の手続きは原則として被保険者本人が行う必要があります。
しかし、自分ががんにかかったときに病状がひどく身動きできなかったら、手続きを行えるでしょうか。
また、がんであることを告知されなかったらそもそも請求手続きを行えるでしょうか。
がん保険の指定代理請求人を設定する
がんにかかったのにやむ終えない事情で請求手続きができないときのために、「指定代理請求人」を設定することができます。
指定代理請求とは、被保険者本人(受取人)が
•事故や病気などで寝たきり状態となり、本人が意思表示できない場合
•がんなどの病名や、余命6ヶ月以内であることが、本人には告知されていないで、家族のみが知っている場合
などの事情で被保険者が保険金を受け取れない時に、あらかじめ指定された代理人が被保険者に代わって保険金を受け取れる制度のことです。
がん保険の指定代理請求人になれる人
指定代理請求人になれるのは以下の人です。
•被保険者と同居または生計を共にする戸籍上の配偶者(内縁の配偶者は除く)
•被保険者と同居または生計を共にする3親等内の親族
指定代理請求人の方にに加入したがん保険の内容を伝える
指定代理請求人を設定したら、もし自分が請求手続きができない場合でも代わりに請求してもらうことができます。
そのために、指定代理請求人の人には必ず自身が加入した保険の内容を伝えておくようにしましょう。
保険会社、保険商品名、証券番号や担当の連絡先をまとめた保険一覧などを渡しておくと安心です。
指定代理請求人をメンテナンスしよう
指定代理請求人は、加入後に追加指定することもできます。現在の保険に設定が無い場合は手続きを行いましょう。また、定期的にメンテナンスすることも重要です。
以下のようなことがある場合は、指定代理請求人をメンテナンスしましょう。
•指定代理請求人を知らない
•指定代理請求人を指定し忘れてしまった
•指定代理請求人が他界・入院してしまった
•結婚・離婚など、家庭環境が変わった
必要な時に保険金を受け取れるように、指定代理請求人をメンテナンスして、保険金を受け取る環境を整えておきましょう。
・いざというときに給付金を受け取れるように指定代理請求人を設定し、メンテナンスしましょう。