セカンドオピニオンの5つの流れと3つの注意点
(最終更新日:2020年03月13日)
セカンドオピニオンとは主治医の治療方針について主治医以外の医師に意見を聞くことです。
最近はがん保険や医療保険の付帯サービスとしてセカンドオピニオンサービスがついている商品もあります。
セカンドオピニオンについて詳しくみていきましょう。
目次
セカンドオピニオンとは
セカンドオピニオンとは主治医の治療方針は妥当なものなのか、他に方法はないのかを主治医以外の医師に意見を聞くことです。
セカンドオピニオンによる見解が主治医の治療方針と同じであれば、納得してその治療を受けられます。また、主治医の治療法と違うものが提示されれば、治療の選択の幅が広がる可能性があります。
[監修:公益財団法人 朝日生命成人病研究所]
医療技術が進化し、多様化している現在では、セカンドオピニオンの重要性は大きくなっているといえるでしょう。
セカンドオピニオンの流れ
現在の治療方針を確認する
主治医の意見とその治療を勧める理由などをはっきりと確認しておくことが重要です。
疑問点・不安点は主治医に聞いておきましょう。
セカンドオピニオンをとりたい旨を伝える
主治医の意見を理解した上で、はっきりと「セカンドオピニオンをとりたいのですが・・・」と主治医に相談しましょう。
紹介状と診療情報をもらう
主治医に紹介状を書いてもらいます。診断の根拠となる検査結果などの診療情報も頂けるようお願いしましょう。
これによって、もう一度検査等をする手間や費用を省くことが可能になります。
セカンドオピニオンを受ける準備
セカンドオピニオンをもらいにいく病院へ連絡をして、予約の有無、持参資料、費用などを確認します。
また、セカンドオピニオン医に話す内容(今までの経緯・質問事項・主治医の意見など)をまとめておきましょう。
セカンドオピニオンを主治医にフィードバックする
セカンドオピニオンで受けた意見を主治医に伝えます。
セカンドオピニオンによる見解が主治医の治療方針と同じであれば、納得してその治療を受けられます。
仮に、セカンドオピニオンが、主治医の意見と全く異なるものであっても、情報や選択肢が増えた中で、なぜこの治療が有効なのか、そのメリットやデメリットを深く理解して治療方針を選んでいく事ができます。
セカンドオピニオンの注意点
- セカンドオピニオンは最初に治療を受けるまでに
セカンドオピニオンは、病名を診断されてから、最初に治療を受けるまでの間に利用するのがもっとも理想的と言われます。
それは、一度治療に着手すると白紙に戻すことが困難だからです。
- 患者本人が行う
セカンドオピニオンは患者本人がとりにいくのが原則です。患者に隠れて家族がとるようなものではありません。
それは、患者に隠れて行動して、本人の気持ちを傷つけたり、後でトラブルになることを避けるためです。
- セカンドオピニオンにはお金がかかる
セカンドオピニオンをとるのは、健康保険の適用外で自費診療となっているのが一般的です。
料金は、実費として5,000円~30,000万円など様々です。
また、別途検査などが別途必要になる場合もあります。
あらかじめセカンドオピニオン受け入れ先へ確認しておきましょう。
セカンドオピニオンサービスが付帯された保険もある
最近では、被保険者等がセカンドオピニオンを聞くことができるサービスがついたがん保険もあります。
<サービス内容の例>
いざセカンドオピニオンを求めようと思っても誰に相談してわからないと思います。
こういったサービスの有無も一つの判断材料としてがん保険を検討しておくことは重要です。
・セカンドオピニオンとは主治医の治療方針は妥当なものなのか、他に方法はないのかを主治医以外の医師に意見を聞くことです。
・セカンドオピニオンの流れと注意点を理解しておきましょう。
・最近では、被保険者等がセカンドオピニオンを聞くことができるサービスがついたがん保険もあります。