自動車保険の任意保険って何?保険のプロが分かりやすく説明!!

(最終更新日:2020年09月02日)

前回のコラムで自動車保険の自賠責保険について少しご説明致しましたが
今回は任意保険について少しご説明致します。

自賠責保険ってなんだっけ?

自賠責保険について簡単におさらい致します。ポイントは下記の4点です。

(詳細については「自賠責保険って何?保険のプロが分かりやすく説明!!」をご覧ください。)

  • 自賠責保険=加入が義務付けられている保険。未加入の場合にはペナルティ有。
  • 補償される範囲は「対人のみ」。
  • 保険期間は1か月~37か月。
  • 保険料は保険期間によって変更。長期になるほど1か月あたりの保険料は節約可能!

 

自賠責保険だけあれば大丈夫かな?

結論からお話しすると自賠責保険だけだと補償範囲と金額が不十分です。

なぜなら先にお話した通り補償はされる範囲は「対人のみ」です。

例えば自動車を運転中に横断歩道で歩行者に接触をしてしまい歩行者が入院してしまったといった場合、「歩行者の所有物への補償(対物)」「自動車を運転していた者や同乗者の治療費(人身傷害)」「自動車自体の修理代(車両保険)」は補償対象外となってしまいます。

また自賠責保険は死亡の場合には最大3,000万円の補償をされますが、歩行者に万が一のことがあった場合には賠償責任が高額となり、この金額では不足するケースが多々あります。

 

自動車の「任意」保険は「必要」保険です!

そこで自賠責保険の上乗せで検討頂きたいので自動車保険の「任意保険」です。

TV等で俳優さんや女優さんなど出演しているCMをご覧になられた方も多いのではないでしょうか?

任意保険という名前の通り、未加入であったとしてもペナルティはございません。

しかしながら上記でも説明した通り自賠責保険では補償範囲と金額が不十分であることから、自動車を運転する者として万が一の事故のために責任をもって加入すべきであり、任意保険は必要保険だと断言できます。

任意保険は大きく分けて4つの柱からなります。

対人賠償保険

他人にケガをさせてしまったり死亡させてしまったりした時の賠償責任を補償します。

保険金額は設定できますが、過去の判例からみても高額賠償責任となる場合が多いため保険金額は「無制限」に設定しましょう。

 

対物賠償保険

他人の所有物を壊してしまった時の賠償責任を補償します。

こちらも保険金額は設定できますが、やはり過去の判例からみても高額賠償責任となる場合が多いため保険金額は「無制限」に設定しましょう。

 

人身傷害保険

ご自身や同乗者がケガをしたり死亡したりした場合の補償です。

一般的には1名につき3,000万円から1,000万円単位で設定できます。

万が一の事故の場合でも十分な補償が得られるような保険金額を設定しましょう。

 

車両保険

ご自身の自動車が壊れた場合の補償です。

設定できる保険金額は市場販売価格を参考に決定されます。

また補償される事故の範囲や免責金額の設定により保険料が大きく変わります。

そのため上記の3点の補償とは異なり、この補償を外して保険料を節約される方もいらっしゃいます。

保険料が気になる方はまずはこの補償から見直しをしてみましょう。

 

任意保険の保険料は?補償期間は?どこで保険に加入できるのか?

同一の補償内容であっても保険料は各保険会社によって異なります。

そのため数社の保険会社から同一補償内容で保険料を検討されてみることをお勧め致します。

補償期間は1年~3年で1年ごとに設定できます。

長期にするほど保険料の割引が大きくなり「保険の更新漏れ」や「事故を起こした際の保険料アップの一時的な回避」などのメリットがあります。

保険の相談をするなら

保険相談サロンFLPでは、複数社の保険会社からお見積り作成が可能です。是非お気軽にご来店ください。

本記事は一般的な自動車保険の内容に基づいて作成しております。そのため各保険会社によって取扱いが異なる場合があります。詳しくは各保険会社や代理店にお問い合わせください。

 

まとめると

自賠責保険では不足する部分があります。
そのため上乗せ補償として自動車保険の任意保険があります。
任意保険という名前ですが自動車を運転する者の責任として加入すべき必須保険です。
保険料は補償内容や補償期間、保険会社によって様々です。複数の保険会社で比較してみましょう。

この記事のURLとタイトルをコピーする

記事カテゴリ一覧