住宅ローン手続きの流れ(情報収集~審査~申込~確定申告まで)

(最終更新日:2019年12月18日)

一生に一度の買い物「住宅」。
多くの方は初めての住宅購入で、何をどうすすめればいいのか分からないのではないでしょうか?
不動産は一点ものなので、複数の購入希望者がいる場合、住宅ローンの審査をスムーズに進めないと、希望する物件を買えないということも起こり得ます。
希望する物件を購入できるように、事前に住宅購入の流れを知っておきましょう。

住宅ローンの手続きは物件購入と同時進行

住宅ローンの手続きは物件購入と同時進行で行います。

 

物件購入の流れ住宅ローン手続きの流れ
情報収集情報収集
物件見学・絞込み絞込み
購入申し込み事前審査申込
事前審査通過
売買契約・手付金入金
本申込・本審査
本審査通過・ローン契約締結
残金決済融資実行
引き渡し・入居・不動産登記
確定申告(住宅ローン控除)

 

物件探しの段階から、住宅ローンについても情報収集しておくことが重要になります。

後述しますが、特に大事なポイントは購入申し込みの段階で、住宅ローンの事前審査を速やかに進められるかどうかです。

 

物件情報の収集

住みたいエリアや間取り、入居の希望時期、また予算などを、あらかじめ決めておきます。インターネットや広告などから、希望の条件にあう物件を探します。

 

あわせて、住宅ローンの情報も収集しておきましょう。

 

 

物件見学・絞込み

気になる物件があれば、連絡をとり、物件見学を行います。営業担当者から、物件や設備の説明、また今後の販売スケジュールなどについての案内があります。

気に入った物件があれば、絞り込みをしていきます。

 

あわせて、住宅ローンも絞込みしておきましょう。

この時点で住宅ローンをどの金融機関で借りるのか、どのくらいの借り入れにするのかが決まっているのがベストです。

 

 

購入申し込みの際に住宅ローンの「事前審査」

住みたい住宅が決まったら、購入申込みを行います。

購入申込みは、その物件を購入したいという意思表示をするものです。

 

購入申込みの際に住宅ローンの事前審査を申し込みます。

注意したいのが、購入申し込みの時までに住宅ローンの内容(金融機関、借入金額等)を絞り込んでおきたいということです。

 

というのも、住宅ローンを借りる金融機関が決まっていないと、住宅ローンの事前審査を申し込むことができません。

当然、事前審査が通らないと住宅の売買契約を結ぶことができません。

物件は1点もので、基本的には売主は早く売買を成立させたいものです。

複数の購入希望者がいる場合、住宅ローンの事前審査が済んでいる他の購入希望者が優先されてしまうということにもなりかねません。

希望物件が決まっているのに、住宅ローンをどこで借りるのかの絞込みに時間がかかり、審査が通っていないために希望物件を逃してしまうことの無いように、住宅ローンの絞込みは早めに行いましょう。

 

 

住宅ローンの事前審査がOKなら売買契約・手付金入金

住宅ローンの事前審査に通過すれば、売買契約へと進みます。

売買契約の前に宅地建物取引士による重要事項の説明を受けます。のちのちのトラブルを防ぐため、重要事項説明の際に気になる点があれば質問や確認をしましょう。

 

重要事項説明を受けて問題が無ければ売買契約を締結します。

売買契約の締結の際、通常「手付金」を支払います。(相場は物件価格の5~10%程度)

 

 

住宅ローン申込み・本審査

売買契約を締結したら住宅ローンの正式な申込みを行います。

印鑑証明や住民票の写しなど、必要な書類が多いので、金融機関に事前に確認の上、準備しておきましょう。

 

 

本審査通過・住宅ローン契約締結

本審査に通過すれば、住宅ローン契約締結となります。担保となる物件に抵当権の設定をする契約も同時に行います。

住宅ローン契約は正式には「金銭消費貸借契約兼抵当権設定契約」といいます。

 

 

残金決済・融資実行

住宅ローン契約に基づいて、借りたお金が銀行から支払われます。これを融資実行といいます。

同時に、物件価格や諸費用から手付金を差し引いた残金を決済します。

 

 

確定申告(住宅ローン控除)

住宅を購入した翌年は確定申告を行い、住宅ローン控除の手続きを行います。

 

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