生命保険料は喫煙するひとの方が高いって本当?

(最終更新日:2019年12月18日)

たばこは健康を害する・・・何となくご存知の事かと思います。
では、たばこを吸う人はたばこを吸わない人に比べて生命保険料が高くなることをご存知ですか?
本記事では、たばこの健康への影響と生命保険料のことについてお伝えします。

たばこは死亡リスクを高める

たばこが健康に悪影響を及ぼすことは多くの方がご存知かと思います。

厚生労働省の調査によると、毎日たばこを吸う人の割合は、男性28.4%、女性7.2%となっています。

(出典)厚生労働省「平成27年国民健康・栄養調査報告」

 

下記はたばこによって病気の死亡率がどう増えるのかを示したものです。

 

たばこが与える健康への影響

男性女性
がんによる死亡率1.5~1.7倍1.3~1.6倍
肺がんによる死亡率約4倍約2倍
脳卒中による死亡率1.7倍1.7倍
虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)による死亡率1.7倍
循環器病での死亡率1.4倍1.5倍

(出典)厚生労働省ホームページ

 

上記の通り、たばこを吸うことは死亡リスクを高めることになります。

 

 

喫煙の有無や健康状態で保険料が安くなる保険商品がある

生命保険においては、喫煙の有無や健康状態によって保険料が変わることがあります。

一言でいうと、死亡リスクが低い人には安い保険料で加入ができ、死亡リスクが高い人は保険料が高くなるのです。

もう少し詳しく商品の仕組みを見ていきましょう。

一部の保険商品には、「健康状態の良い人やたばこを吸わない人に安い保険料率を設定している商品」があります。

具体的には、収入保障保険など、「健康体料率」や「非喫煙料率」といったものが設定されている保険商品があります。

 

健康体料率

生命保険に加入する際には、健康状態の申告(告知)や医師の診査などが必要です。

その健康状態が、生命保険会社が定めた一定以上の「健康体」の基準に当てはまる人であれば、「健康体料率」が適用され、保険料が割安になるというものです。

 

非喫煙料率

過去1年間喫煙していない場合、「非喫煙料率」が適用され、安い保険料で保険に加入できるというものです。

※保険会社や保険種類によって条件が異なります。

 

非喫煙優良体料率

健康かつ、非喫煙であれば、「健康体料率」と「非喫煙料率」が合わさった「非喫煙優良体料率」が適用され、さらに安い保険料で加入できる保険商品もあります。

 

複数の保険会社、保険商品の比較が重要

上記のように喫煙の有無や健康状態で割安になる保険商品は複数の保険会社から発売されています。

そして、同じ死亡保険金額でも保険会社によって保険料が異なりますので、より安い保険料で加入しようとすれば、複数保険商品の比較が必須となります。

お近くの保険ショップ等で比較相談するのが有効です。

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