健康状態によって生命保険/医療保険の保険料が変わる?
(最終更新日:2019年12月18日)
生命保険はリスクが高い人ほど保険料が高い
生命保険は年齢が高い人ほど保険料が高くなります。これは、年齢と共に病気や死亡のリスクが高まるためです。
年齢だけでなく、健康状態によって病気や死亡のリスクが変わるため、保険料が変わります。
健康状態がいい人は保険料が安くなることがある
保険種類によっては(収入保障保険など)、健康状態によって保険料が安くなることがあります。例えば下記の条件を満たすことで保険料が安くなることがあります。
・血圧値が保険会社所定の範囲内であること
・BMI(ボディ・マス・インデックス)の値が保険会社所定の範囲内であること
・保険会社所定の告知事項がないこと
※保険会社や保険種類によって条件が異なります。
保険料が割増しになることも
逆に、健康状態によっては保険料が割増しになることもあります。
例えば、下記に該当する場合、保険料が割増しになることがあります。
・最近3ヶ月以内に医師の診査、検査、治療、投薬を受けたことがある。
・過去5年以内に7日以上の継続入院または手術を受けたことがある。
・過去2年以内に健康診断・ 人間ドックなどで異常を指摘されたことがある。
・女性の場合、過去5年以内に女性特有の病気や症状で医師の診査、検査、治療、投薬を受けたことがある。
・身体に障害がある。
※保険会社や保険種類によって条件が異なります。
保険に加入できない場合もある
また、健康状態によっては保険加入そのものができない場合もあります。
例えば、下記に該当する場合、保険加入ができないことがあります。
・現在、入院中である。
・退院したが継続して医師の治療、投薬を受けている。
・過去5年以内にがん、糖尿病、心臓病、脳卒中、慢性肝炎 、肝硬変、肺気腫、慢性気管支炎、慢性腎炎、ネフローゼ、リウマチ、膠原病、かいよう性大腸炎、クローン病、精神や脳・神経の病気や異常で入院、治療、投薬などを受けたことがある
・現在、妊娠中である。
※保険会社や保険種類によって条件が異なります。
持病がある方も加入できる保険もある
近年は緩和型の生命保険や医療保険が発売されています。
これは、健康状態の告知内容を限定することで、持病や過去に病気をしたことのある人でも加入しやすくした保険です。
「過去に病気になってしまった」など健康上の理由で通常の保険に加入できない人が加入できる可能性があります。