新型コロナウイルス感染症の場合、医療保険、生命保険で保障されるの？
（最終更新日：2020年09月09日）
新型コロナウイルス感染症とは？
新型コロナウイルスとは
これまでに、人に感染する「コロナウイルス」は、７種類見つかっており、その中の一つが、2019年12月以降に問題となっている、いわゆる「新型コロナウイルス（SARS-CoV2）」です。
このうち、４種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10～15％（流行期は35％）を占め、多くは軽症です。残りの２種類のウイルスは、2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群（ＳＡＲＳ）」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群（ＭＥＲＳ）」です。
コロナウイルスはあらゆる動物に感染しますが、種類の違う他の動物に感染することは稀です。
また、アルコール消毒（70％）などで感染力を失うことが知られています。
新型コロナウイルス感染症の症状は？
熱と咳、体のだるさ、鼻水，くしゃみ，のどの痛み等、風邪に似た症状です。
重症になる場合は、症状が出始めてから約1 週間後に、呼吸が苦しくなるなどの症状が悪化してきます。
出典：厚生労働省ホームページ 新型コロナウイルスに関するQ&A（一般の方向け）
新型コロナウイルス感染症の場合、保険（医療保険、生命保険）で保障される？
新型コロナウイルス感染症の検査をした場合、医療保険の対象？
新型コロナウィルス感染症について、検査を受けるだけでは医療保険の給付金の対象になりません。
新型コロナウイルス感染症で入院した場合、医療保険の対象？
医療保険では、「治療を目的に」、「医療機関」に入院した場合に給付金が支払われることになっています。
新型コロナウィルス感染症で入院した場合、医療保険に加入していれば、基本的に入院点数がつけば、給付金の対象となります。
受け取れる給付金の金額は医療保険の加入内容によって異なりますので確認が必要です。
今から医療保険に加入して、新型コロナウィルス感染症にかかり、入院した場合も給付金は出るのでしょうか？
医療保険に今から加入するという場合ですが、２つのパターンが考えられます。
一つ目は、全く症状がない状態で健康状態を告知し、医療保険に加入したパターンです。
その場合、医療保険加入後に新型コロナウィルス感染症で入院した場合は、問題なく医療保険の給付金の支払対象になります。
二つ目は、新型コロナウィルス感染症の症状があり、陽性の検査結果が出ている状態で、健康状態を告知し、医療保険に加入したパターンです。
その場合、医療保険加入後に新型コロナウィルス感染症で入院した場合は、医療保険の給付金の支払対象になりません。
医療保険の入院や手術の給付金、請求の原因となる病気やけがが、保障が開始する日（保険証券では「責任開始日」または「責任開始期」と記載されています）以降に発生したものについて支払われるものです。
責任開始日よりも前に発病していた病気、または責任開始日より前に起こった事故によって負ったけがを原因とする入院や手術については、給付金をお支払いできません。
コロナウィルス新型肺炎で死亡してしまった場合、生命保険（死亡保険）の保険金は受け取れる？
生命保険に加入している方が、新型コロナウィルス感染症によって死亡した場合、病気死亡の扱いとして保険金を受け取ることができます。
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