がん罹患リスクとウイルスや細菌の感染の関係性
(最終更新日:2020年03月12日)
がんは日本人の死因の第1位
1981年以来、がんは日本人の死因の第1位となっています。2014 年にがんで亡くなった日本人は約37 万人で、国民の3人に1人ががんで亡くなっている計算になります。
がんは日本人の国民病の一つといっていいでしょう。
主な死因別死亡者数の年次推移
(出典)厚生労働省「平成27年 人口動態統計」
がんの要因は生活習慣だけではない
がんは「生活習慣病」のひとつですですが、がんは生活習慣だけではなく、ウイルスや細菌の感染によってがんのリスクが高まります。
ではいったいどのようなウイルスや細菌により、どんながんの要因になるのでしょうか?
がんのリスクを高めるウイルスや細菌
・肝炎ウイルス
B 型・C 型肝炎ウイルスに感染した人は、肝臓がんになりやすいといわれています。
地域の保健所や医療機関で、1度は肝炎ウイルスの検査を受けることが重要です。
[監修:公益財団法人 朝日生命成人病研究所]
・ヘリコバクターピロリ菌
ヘリコバクターピロリ菌は、胃がんの発生の重要な因子の一つと考えられ、日本人中高年の感染率が非常に高いことがわかっています。
ヘリコバクターピロリ菌の検査を受け、感染していれば除菌治療を含めて専門医と相談しましょう。
[監修:公益財団法人 朝日生命成人病研究所]
・ヒトパピローマウイルス
ヒトパピローマウイルスは、性交経験のある女性のほとんどが一生に一度はHPV に感染することが分かっています。多くの場合、ヒトパピローマウイルスは自然に消えるといわれていますが、感染した細胞が子宮頸がんに進行する可能性があります。
しかし、がんになる前の「前がん病変」を子宮頸がん検診で発見することができます。
(出典)公益財団法人 がん研究振興財団「感染とがん」
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