【自動車保険】対人賠償とは？
（最終更新日：2020年06月30日）
対人賠償とは何か、どのような場合に補償されるのかをみていきましょう。
自動車保険の対人賠償とは
交通事故などで、他人にケガをさせたり死亡させたりした時に、自賠責保険の支払額が超えてしまった分の保険金が支払われるものです。
交通事故で相手を死亡させてしまい損害額が１億円だとします。
その場合自賠責保険では、相手を死亡させてしまった時に支払われる限度額が3000万円です。
そうすると残りの７000万円が自賠責保険では補償されません。
その時に対人賠償（無制限）に加入していると、残りの7000万円が支払えます。
現状、対人賠償は自動車やバイクを運転する方のほとんどが加入されています。
対人賠償の支払い限度額は無制限にしておくと安心ですね。
自動車保険の対人賠償の補償範囲
対人賠償は、他人にケガをさせたり死亡させたりした時に保険金が支払われますが、
ここでいう「他人」とは自分以外すべての人という事ではありません。
下記の方をケガさせたり死亡させたりしてしまっても、対人賠償では補償されません。
・記名被保険者（契約者）
・記名被保険者の配偶者
・記名被保険者またはその配偶者の同居の親族
・記名被保険者またはその配偶者の別居の未婚の子（婚姻歴のない人に限ります。）
・記名被保険者の承諾を得て被保険者自動車を使用または管理中の人
・記名被保険者の雇い主
では、どのような事故で対人賠償の補償範囲になるのか、または補償範囲外になるのか具体的に事故事例をあげて見ていきます。
| 事故内容 | 補償 |
|---|---|
| 飲酒運転で見ず知らずの歩行者をはね、重傷を負わせた。 | 補償される |
| 車庫入れで誤って自分の子どもを引いて、重傷を負わせた。 | 補償されない |
| ガードレールにぶつかり、同乗していた母にケガをさせた。 | 補償されない |
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