介護になる原因とは?介護度とはどういうもの?

(最終更新日:2019年12月18日)

日頃、「健康にも気を付けているし大丈夫!介護なんてまだまだ」と思ってはいませんか?
いいえ、介護は、突然やってきます。
介護が必要になる原因や、要介護状態の目安、家族が介護状態になってしまった時の費用を紹介していきます。

介護が必要になった原因

介護が必要になった原因に、以下のようなものがあげられます。
・脳血管疾患23.3%
・認知症14%
・高齢による衰弱13.6%
・関節疾患12.2%
・骨折・転倒9.3%
・心臓病4.3%
・その他13.4%
・不明・不詳9.8%
(出典:生命保険文化センター)
全体の4分の1が、脳卒中などの脳血管疾患をしめています。年齢に関係なく、生活習慣病からの原因も多い疾患です。

介護度(要介護状態等区分)

要支援1食事や排出はほとんど1人でできるが、立ち上がる時などに、見守りや手助けが必要。
2立ち上がり・歩行に不安定さがある。問題行動や理解の低下が見られる。
上記のうち、適切な介護サービスの利用で、状態の維持や改善が見込まれる人は要支援2。
要介護1
2食事や排出で、介助が必要な場合がある。立ち上がりで支えが必要。洋服の着脱は何とかできる。
3洋服の着脱などに全面的な介助が必要。立ち上がりが1人でできない。
4排出・入浴・洋服の着脱に全面的な介助が必要。多くの問題行動や理解力の低下が見られる。
5食事や排出が1人でできないなど、日常生活を遂行する能力が低下。意思の伝達がほとんどできない。

生活費は大丈夫?

年々介護期間が延び、長期化が進んでいる現在、自分が要介護状態になってしまった時の、
経済準備をしている人は約4割といわれています。
在宅介護や、バリアフリーへのリフォームなどの出費を考えると、公的介護保険だけでは不安が残りますよね。 生命保険の介護保険などを、自分や家族のニーズに合わせて選ぶといいかもしれません。

家族に介護が必要になったら

①1人だけに頼らず、家族全員で話し合い役割を分担しましょう。
②介護保険の申請手続きを行いましょう。公的介護は認定まで約1か月かかります。
③どんな介護サービスを利用するかなど、ケアマネージャーに相談して介護プランを作成しましょう。
④介護生活で大切なのは、頑張りすぎないこと。肩の力を抜いていきましょう。

預貯金を生活費、余裕資金、介護保障の保険料と分割して用意し、備えておけば、
要介護状態になった時にも、焦ることなく対応できるかもしれません。
準備に早すぎるという事はありません。将来をしっかり見据えて、発生しうるリスクをきちんとカバーしていきましょう。

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