公的介護保険で受けられるサービスとは?費用はいくらかかるの?
(最終更新日:2020年03月31日)
要介護認定を受けると、公的介護保険により介護サービスが1割の自己負担で受けることができます。
具体的にどのようなサービスがあり、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
目次
公的介護保険で受けられるサービスと費用
公的介護保険で受けられる介護サービスにかかる費用の例を紹介します。
要介護度に応じた限度額以内での利用の場合、これらの費用の1割が自己負担金額となります。
在宅で受けられる介護サービス
在宅介護サービスにかかる費用の例
サービス | 費用 |
---|---|
訪問介護(身体介護中心) | 4,040円 |
訪問介護(生活援助中心) | 2,360円 |
訪問入浴 | 12,590円 |
訪問看護 | 8,340円 |
訪問リハビリ | 3,070円 |
通所リハビリ | 9,790円 |
居宅療養管理指導 (医師、歯科医による往診) | 5,030円 |
デイサービス(通所介護) | 8,200円 |
ショートステイ(短期入所介護) | 8,650円 |
介護福祉用具購入費支給 | 100,000円 |
住宅改修費支給 | 180,000円 |
施設で受けられる介護サービス
施設介護サービスにかかる費用の例
サービス | 費用 |
---|---|
有料老人ホーム | 7,190円/日 |
認知症対応型グループホーム | 8,650円/日 |
※要支援の場合は施設入所できません
※サービス内容及び費用は一例を示しています。地域や介護サービス事業者によって変わります。
(出典)平成26年(公財)生命保険文化センター
在宅介護サービスの利用限度額
介護保険では、要介護度に応じて受けられるサービスや、1ヶ月あたりの支給限度額が定められています。
限度額を超えてサービスを利用した場合は、超えた分が全額自己負担となります。
要介護度別 受けられるサービスと月額の支給限度額
要介護度 | 受けられる サービス | 支給限度額 (月額) |
---|---|---|
要支援1 | 介護予防 サービス | 50,030円 |
要支援2 | 147,300円 | |
要介護1 | 介護 サービス | 166,920円 |
要介護2 | 196,160円 | |
要介護3 | 269,310円 | |
要介護4 | 308,060円 | |
要介護5 | 360,650円 |
※支給限度額の1割が自己負担額となります。
※上記の支給限度額は標準地域のケースで、地域差があります。
1か月にかかる介護費用の例
要介護3のひとが、1ヶ月あたりの支給限度額を超えてサービスを利用した場合の介護費用の例をみてみましょう。
限度額内での介護サービス利用
公的介護保険の限度額いっぱいに介護サービスを利用:26,931円(269,310×1割)
限度額を超えての介護サービス利用
生活援助中心のホームヘルパーの訪問を10時間利用:2,360円×10時間=23,600円
公的介護保険対象外のサービスを利用
食事の宅配サービスを30日間利用:600円×30日=18,000円
(1)+(2)+(3)=68,531円
さらに毎月の介護保険料や介護に伴う消耗品などもかかる可能性があります。
介護による経済的なリスクをカバーする民間の介護保険
公的介護保険では、要介護度に応じて受けられるサービスや、1ヶ月あたりの支給限度額が定められており、支給限度額の1割が自己負担額となります。
また、限度額を超えてサービスを利用した場合は、超えた分が全額自己負担となります。
こういった、介護が必要になった際の経済的なリスクをカバーするのが民間の介護保険です。
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・介護保険では、要介護度に応じて受けられるサービスや、1ヶ月あたりの支給限度額が定められており、限度額を超えてサービスを利用した場合は、超えた分が全額自己負担となります。