個人年金保険 年金受取り前や年金受取期間中に亡くなったらどうなるの?
(最終更新日:2024年11月01日)
目次
本記事のまとめ
個人年金保険は、年金を受け取る前(保険料払込期間中や年金据置期間中)に亡くなった場合、払い込んだ保険料相当額が死亡保険金として受け取れます。
年金受取期間中に亡くなった場合には、個人年金保険の種類によって異なります。
亡くなった場合の保険金を確保しようとすると保険料が高くなる傾向があるのでどの種類の個人年金保険を選ぶかが重要になります。
保険相談サロンFLPでは、複数保険会社の個人年金保険を無料で比較/見積もり/相談が可能です。保険選びをスムーズに進めるために、当社に相談してみてはいかがでしょうか。
個人年金保険とは
個人年金保険は、保険料払込期間に年金原資を積み立て、年金受取期間になると所定の年金受取が開始します。
保険料払込期間中に死亡した場合は、既払込保険料相当額が遺族に支払われます。
死亡時よりも生存時の保障を重視した保険と言えます。
個人年金保険のイメージ
個人年金保険について詳細はこちら
年金を受け取る前に亡くなったら個人年金保険はどうなる?
では、年金を受け取る前に亡くなったら個人年金保険はどうなるのでしょうか。
上記の図のように、保険料払込期間中や年金据置期間中に亡くなった場合、払い込んだ保険料相当額を死亡保険金として受け取れます。
死亡保険金の受取人はあらかじめ契約時に指定をしておきます。
年金の受け取り期間中に亡くなったら個人年金保険はどうなる?
次に、年金の受け取り期間中に亡くなったら個人年金保険はどうなるのでしょうか。
それは、個人年金保険の種類によって異なります。
個人年金保険の様々な種類の解説はこちら
確定年金タイプの個人年金保険
確定年金タイプの個人年金保険は、10年、15年、20年など決められた期間、被保険者の生死にかかわらず年金が支払われます。
年金受取総額が確定している安心感があると言えます。
年金受取期間中に被保険者が死亡してしまった場合は、年金の未払い分をあらかじめ定めた死亡時未支払年金受取人(後継年金受取人)が受け取ることができます。
有期年金タイプの個人年金保険
有期年金タイプの個人年金保険は、10年、15年、20年など決められた期間、被保険者が生きている場合に限り年金を受け取る事ができます。
年金受取期間中に被保険者が亡くなると年金の支払いが終了します。他の方が年金を受け取ることはできません。
保証期間付有期年金タイプの個人年金保険
保証期間付有期年金タイプの個人年金保険は、5年、10年などの一定期間の年金受取が確定しており、その後は決められた期間、被保険者が生きている限り年金を受け取る事ができます。
年金受取期間かつ保証期間内に被保険者が亡くなると年金の未払い分をあらかじめ定めた死亡時未支払年金受取人(後継年金受取人)が受け取ることができます。
年金受取期間かつ保証期間終了後に被保険者が亡くなると年金の支払いが終了します。他の方が年金を受け取ることはできません。
終身年金タイプの個人年金保険
終身年金タイプの個人年金保険は、被保険者が生きている限り、年金を受け取る事ができます。
生きている間は一生涯年金が受け取れるため、長生きリスクに対応できる一方、確定年金に比べて同じ年金額に設定をすると保険料は割高になります。
また、年金の受取が開始され、早い段階で亡くなると払込保険料総額よりも年金受取額が少ない可能性があります。
年金受取期間中に被保険者が亡くなると年金の支払いが終了します。他の方が年金を受け取ることはできません。
保証期間付終身年金タイプの個人年金保険
保証期間付終身年金タイプの個人年金保険は、5年、10年などの一定期間の年金受取が確定しており、その後は一生涯、被保険者が生きている限り、年金を受け取る事ができます。
年金受取期間かつ保証期間内年金の未払い分をあらかじめ定めた死亡時未支払年金受取人(後継年金受取人)が受け取ることができます。
年金受取期間かつ保証期間終了後に被保険者が亡くなると年金の支払いが終了します。他の方が年金を受け取ることはできません。
保険料とのバランスで検討を
確定年金や、保証期間付きの年金保険は、年金受取期間中に亡くなった場合でも年金を受け取れる(遺せる)のは魅力ですが、その分保険料が高くなります。
加入時に複数のプランをよく検討しておきましょう。
保険相談サロンFLPでは、複数保険会社の個人年金保険を無料で比較/見積もり/相談が可能です。保険選びをスムーズに進めるために、当社に相談してみてはいかがでしょうか。