医療保険は健康に不安があっても入れるのでしょうか?

(最終更新日:2019年12月18日)

医療保険の中には健康に不安があっても加入できるという保険もあります。緩和型医療保険や無選択型医療保険と呼ばれている保険ですが、どのような保険なのでしょうか?

緩和型医療保険

持病がある人や過去に病気をしたことのある人でも加入しやすい

緩和型医療保険は、健康状態に関する告知項目を限定し、引受基準を緩和している医療保険です。
通常の医療保険よりも少ない、3~5つの項目について告知し審査をクリアすれば加入することができます。

 

一定期間は保障が削減される

緩和型医療保険では、加入後1年間は保障額が半額になるのが一般的です。

 

保険料が割高

保険料は一般の医療保険に比べて割高になります。

 

無選択型医療保険

持病がある人や過去に病気をしたことのある人でも加入できる

無選択型医療保険は健康状態に関する告知が不要のため、持病がある人や過去に病気をしたことのある人でも加入できます。

 

一定期間は保障対象外

無選択型医療保険では加入後90日間は保障対象外になるのが一般的です。

 

保険料が割高

保険料は一般の医療保険や引受緩和型医療保険に比べて割高になります。

 

既往症は保障されない

無選択型医療保険では既往症は保障されません。

 

 選べるのは定期型のみ

無選択型医療保険は保険期間が定期(5年など)に限られます。

 

健康に不安があっても入れる医療保険はその分保険料が高い

健康に不安がある方が加入を検討する場合は、通常の医療保険、緩和型医療保険、無選択型医療保険の順で検討するとよいでしょう。
それは、緩和型医療保険や、無選択型医療保険は、健康に不安があっても加入しやすい分、保険会社が給付金を支払う可能性が高いので、保険料も通常の医療保険に比べ割高に設定されているからです。
加入を検討する時は、保険料と保障内容のバランスを考えて慎重に検討しましょう。
何が何でも医療保険に頼るのではなく、貯蓄で対応するということも考えられます。

まとめると

・健康に不安があっても、緩和型医療保険や、無選択型医療保険であれば加入できる可能性があります。
・加入を検討する時は、保険料と保障内容のバランスを考えて慎重に検討しましょう。

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